2015年1月10日 (仮訳)エクアドル、ガラパゴス諸島におけるMyriospora westbergiiの新発見 Knudsen, K. & Bungartz, F., 2014. Myriospora westbergii (Acarosporaceae), a new discovery from the Galapagos Islands, Ecuador. Opuscula Philolichenum. Available at: http://www.researchgate.net/publication/269411066_Myriospora_westbergii_%28Acarosporaceae%29_a_new_discovery_from_the_Galapagos_Islands_Ecuador [Accessed January 10, 2015]. 【R3-01452】2015/01/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ガラパゴス諸島固有種と考えられるMyriospora westbergiiを新種記載した。 本種は地衣体縁部の発達様式および子器の顕微鏡的形質が特徴的であり、これにより同属他種と区別された。 本種の果托縁部はしばしば暗褐色~ほぼ黒色になるが、この部位は果殻ではなく皮層の一部であった。 Ecuador, Galapagos Islands, Isla Santiago, Sumitt of Cerro Gavilan, inner N- and NE-exposed crater rim (新種) Myriospora westbergii K. Knudsen & Bungartz 語源…地衣学者、分類学者のMartin Westberg氏に献名 【よく似た種との区別】 Myriospora hassei 全体的な形態が類似している 発達段階初期の地衣体の形態が類似している “epicortex”の菌糸がゼラチン質の物質に埋生する 本種と異なりガラパゴス諸島ではなく米国カリフォルニア州およびヨーロッパに分布する 本種と異なり岩に発生するのではなく他の地衣に寄生する 本種と異なり子器が表出性ではなく埋生する 本種と異なり子器が時に粗い橙色の粉霜状結晶に覆われるという特徴を欠く 本種と異なり果托縁部が成熟時内側から黒変するという特徴を欠く 本種と異なり果托縁部が成熟時顕著に隆起するという特徴を欠く Myriospora scabrida 子器が隆起する 本種と異なりガラパゴス諸島ではなく米国カリフォルニア州に分布する 本種と異なり子器の縁部が顕著に黒変するという特徴を欠く 本種と異なり子器の縁部が果殻からなる Myriospora rhazagida 子器の縁部が黒色 本種と異なりガラパゴス諸島ではなく北米およびヨーロッパの大西洋岸に分布する 本種と異なり子器が表出性ではなく埋生する 本種と異なり子器縁部の黒色が皮層の一部ではなく果殻からなる Myriospora dilatata 子器が橙色~さび赤色の粉霜に覆われることがある 本種と異なりガラパゴス諸島ではなくスウェーデンに分布する 本種と異なり山地の川沿いまたは湖畔に生息する Acarospora trachyticola 発達の悪い標本が形態的に類似している(本種と誤同定されたことがある) 多くの形質がオーバーラップする 藻類層が菌糸により隔てられる 本種と異なりガラパゴス諸島ではなく南米本土に分布する 本種と異なり地衣体に縁部を欠く 本種と異なり子器が帯赤橙色の粉霜に覆われることがない 本種と異なり果托縁部が隆起しない